西伊豆の活性化を目的に立ち上げられたのがVOYAGEのワインプロジェクト。
ボトルの美しさと、まろやかでコクのある味わいが話題になり、テレビや雑誌でも取り上げられました。
となると、やはり一度は飲んでみたくないですか?
気になりすぎて取り寄せたので、今回は数量限定のVOYAGEワインの体験をシェア致します♪
目次
話題のVOYAGE厳選ワインの正体
西伊豆の海に沈められた熟成ワインとは
<VOYAGE公式サイトより>
西伊豆の海底に沈められたのは、VOYAGEという厳選されたワインです。
2018年12月に始まったプロジェクト。
半年間熟成されたワイン2000本が最初に引き上げられたのは、2019年6月中旬のことです。
しかし、その6年も前から実験的に100種類ものお酒を海底に送り出していたというから驚きです。
2021年現在、VOYAGEとして販売されている海底熟成ワインは、フランス産、イタリア産など5種類。
まさに選ばれたワインなんですね。
西伊豆はワイン熟成の最適環境
西伊豆の海底15メートルは紫外線が届かず、海水温が15度~19度と一定のため、ワインが熟成するのに最適な環境です。
また、海中の微振動により、通常の環境下で保管するよりも熟成が進んで、まろやかな口当たりになるのだとか。
そして半年経過したワインボトルには、自然と貝や石灰藻が付着し、世界で1つだけのヴィンテージワインのような作品となるのです。
浅瀬に広がるサンゴや、コバルト色の海、壮大な断崖など、ワインを通して西伊豆の美しさが伝わります。
東京電波女子でもロケ行っているみたいです。
VOYAGE公式サイトはこちら
VOYAGE熟成ワインはコクが違う!その味とは
VOYAGEの口コミ
ワインの味は好みの部分も大きいので、参考程度に口コミを集めてみました。
私も実際、このあたりの口コミを参考に購入を考えました。
最近、ワインにはまりだして自身の誕生日に奮発して購入。
滅茶苦茶汚いビン(笑)から想像できないくらいの美味しいワインでした。
次の誕生日にも買いたいと思います。Amazonレビューより引用
多い感想として、「コクが出た」や、「アルコールの刺激が和らいだ」、「香りが良い」など。
反対に、「普通のワインと変わらない」という人もいます。
あとは、ボトルのビンテージ具合が残念だったという感想も。
もっと貝殻とか付いていると思ったけど、ほんの少しだけ、残念。
多少の個体差は覚悟していたが、それでも…Amazonレビューより引用
発送が早く対応は良かったですが商品は全然期待外れでした!写真にまったく近くなくボトル上部に小さな貝殻が3つ付いてるだけでした。自然の装飾なので写真と多少違うとは思ってましたが、まさかこんな程度とは… 海底ワインという感じは全然ないです!Amazonレビューより引用
ワインの中身はけして高級な感じではなくいたって普通 贈り物にはかなり喜ばれると思う、贈り物にするなら星5つ、自分で飲むなら星2かな楽天市場レビューより引用
確かに、ボトルにも魅力を感じて購入しているのに、寂しい感じだと残念ですね。
ちょっと口コミに惑わされましたが、何はともあれ実際に飲んでみないと分からない!!と思い、いざ購入。
VOYAGE体験レビュー
今回注文したワインは、
カサーレ ヴェッキオ モンテプルチャーノ ダブルッツォ
公式サイトで値段を見る
イタリア産のワインです。
まずは届いた箱がこちら。

自分用には少し勿体ないくらい(^^)
母の日や、成人式、還暦のお祝いなどなど、贈答用にピッタリ!
VOYAGEという名には「旅・航海をする」という意味があり、門出を祝うワインでもあります。
蓋を開けると、海の底を感じさせるような石灰藻が織りなすデザインが目に飛び込んできました。

可愛くてテンション上がります。
個人的には、もう少したくさんの石灰藻が付いていても良いかな。
瓶口は、海水の浸水を防ぐため、防水キャップで加工されています。
防水キャップは手で取れるので、あとは普通のワインと同じように開ければOK。
ボトル表面の石灰藻などは剥がれやすそうですが、西伊豆の海から来たのかーと、なんだか愛着が湧いてきました。

では、ひとくち。
まろやかで柔らかい感じ。
少しの渋みを感じつつ、鼻からフルーティな香りが抜けていきます。
一人で飲んでも勿体ないので、料理長をやっているシェフにも味わって頂くことに。

最初は温度が冷えすぎていたためか、若干の渋みを感じたものの、徐々に落ち着いてくると素晴らしい味わいになるとのこと!!
開けてから45分くらいが、一番味が安定して、深みや美味しさが伝わってくるそうです。
また、こんなにも時間によって味が変わるワインは珍しいそうで、「飲み進めるにつれて渋みが無くなり、落ち着いたら、どんな料理にも合いますね!」と仰っていました。
頬の両サイドで味の余韻を楽しんでいる姿は、本当に幸せそうで、海底熟成ワインを頼んで良かったー!と思える瞬間でした。

やはり、このワインは自分用というよりも、プレゼント用や、イベントなどで複数人で共有するのが最高ですね。
カサーレ・ヴェッキオは、1本の葡萄の樹に8房の実をつけるところ、4房に制限することで、凝縮した味と香りを実現したワインです。
手間隙をかけて造られたワインを、さらに海底に送って時間と手間をかけ・・・。
なんて贅沢!
シェフの豆知識
今回、超絶神の舌をお持ちのシェフとワインをご一緒しまして、豆知識を教えて頂いたので、いくつか皆さんにシェア致します。
まずはワインの基本的なことから。
①ワインは振っちゃダメ!
ワインには澱(おり)と呼ばれるワインの成分が結晶化したものが溜まるので、静かに注ぐのが鉄則。
飲んでも大丈夫ですが、苦味があり、舌触りが良くなかったり、グラスに注いだ時の色も良くなくなってしまいます。
②ワインボトルの下のくぼみに親指を入れる
ワインは温度管理が一番大事。
温度によって味が変化します。
なので、ワインボトルを扱う際には、極力体温が伝わらないようにすること。
そのためワイングラスを持つ時も、カップ部分は持っちゃダメなんですね。
③ワインを飲むときにはパンで舌を洗う
飲み比べに限らず、ワインを飲んでいるとどうしても口の中にワインが残ってしまいます。
なので、定期的にパンを食べることにより、いつでも新鮮で美味しいワインの香りを味わえるのです。
その際に用意するパンは、砂糖など余計なものが入っていないパンが一番!
知らなかったなぁー。
④コルクを抜いたらまずはオーナーに
正直、これが一番感動しました!
ワインを持ってきた人が「オーナー」と呼ばれるそうで。
コルクを抜いて、最初の香りはオーナーが確認します。
コルクを渡され「??」と思っていたら、そのコルクの香りを確認する権利があるのだとか。
カッコいい(^^)
他にもたくさん教えて頂き、本当に楽しい時間でした!
まとめ
VOYAGEの海底熟成ワインは、思っていた通り、飲みやすくてとても美味しかったです。
なにより、シェフ含め皆で飲めたことで、ワインの価値も高まったと思います。
VOYAGEは1年に1度の引き上げで、販売個数も限られています。
今回の注文時(2021年4月)では、5種類中2種類が売り切れでした。
気になる方は早めに購入したほうが良さそうですね。
VOYAGE公式サイトはこちら
公式サイトが最安値となっていますが、Amazonや楽天などで購入したい方は、こちらの記事も参考にしてください。
この記事へのコメントはありません。